俺がダンデの18番

 上下肢障害、車椅子ユーザーの#18コウキは、車椅子から降り、ひざをついた状態で野球をします。

 守備のときはボールにとびつくガッツあふれるプレーをするので、野球をした後はいつもユニフォームが泥だらけになってしまいます。

 そんなコウキが野球に興味を持ったのは4歳のとき。タイガースファンの父親の影響で4才からテレビで阪神戦を見ていました。最初にファンになったのは、藤本敦士選手!(今はタイガースのランナーコーチャーですね)

 休日は家で野球ゲームをするなどばかりでいつもモヤモヤしていたコウキ。野球ができればなぁ、障害を持っていても野球ができるところはないかなぁ…と思っていたとき、ヘルパーさんが知り合いからダンデライオンズを紹介してもらいました。「一度見学にどうですか?」と誘われたときは2人で思わずガッツポーズをしたそうです。

 見学のときは水を得た魚のように活き活きとした表情で野球をし、即入部を決断。

 自宅が練習場所から遠いこともあり、練習に参加できないことも多いですが、そんなときも家のそばにある公園でピッチングやバッティング練習など自主練に励んでいます。

 最近はピッチャーにも挑戦しています。一球ごとに倒れこむダイナミックなフォームから繰り出される投球で、少しずつ投げられる距離も伸びています。

「野球できることが嬉しい!どんな形でもできる!」

 これからもきっと、ユニフォームをどろんこにしながら、ガッツあふれるプレーで、私たちを魅了してくれるでしょう。

日本身体障害者野球野球連盟加盟 阪神ダンデライオンズ

井上監督のもとに集まった様々な個性豊かな選手たち。野球をこよなく愛し、野球を人生のルーツとして歩んできた者。一度は野球というスポーツを諦めた者。また野球が好きでたまらないが心身の理由から挑戦のチャンスが巡ってこなかった者など。様々な情熱が集まり兵庫県より全国へ野球の楽しさを広めようと「ダンデライオンズ」は結成。ダンデライオンズの野球を一度、御覧いただけますでしょうか。 ようこそダンデライオンズへ

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