丹波からきた納豆ヒッター
今回の選手紹介は、丹波の野球大好き青年#13ほっそんです。
「アテトーゼ型脳性麻痺」という身体の動きに制限があったり震えたりする障害を持って生まれたほっそんは、小学校5年のとき父親にグローブを買ってもらったのをきっかけに野球に興味を持ち、お父さんとキャッチボールをしたり一人で壁当てをしたりするようになりました。
少年時代は、地元の少年野球チームや中学校野球部に入り、野球の楽しさを味わうことはできましたが、やはり体力的にしんどかったし、試合のときに相手チームからからかわれるなど辛い思いもしました。
そして2023年、運命の出会いがありました。障害者スポーツ総会で監督の#30ぶんぞうと初めて出会い、障害者野球に誘われました。草野球チームに所属していることや、自宅が丹波で活動場所から遠いこともあり、迷っていたほっそん。10月に100m走で障害者国体への出場が決まりましたが、同じグループには#9かどさんがいました。そして11月には自宅からはわりと近い福知山で試合があることを聞き、見学も兼ねて参加してみました。このようにダンデライオンズと運命的な出会いやきっかけがあり、ほっそんは障害者野球の道を歩み始めました。
幼い頃は障害のこともあり、引っ込み思案だったほっそんですが、大人になってから仕事や地元のお手伝い、そして大好きな野球などポジティブ、アクティブに活動し、人生を楽しんでいます。
普段はあどけない笑顔でみんなに「ほっそん」の愛称で親しまれていますが、試合では相手投手が嫌がるぐらいなかなか空振りしない、納豆のような粘り強い打撃が身上です。これからもチームに欠かせない存在であり続けてくれることでしょう。
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