ダンデの元気印〇
今回はダンデの元気印#20マルの紹介です。試合中、マルはいつも大きな声で「ナイスプレー!」と言って仲間を鼓舞したり、エラーした仲間に「ドンマイドンマイ!切りかえて!」などと励ましたりしてくれています。
そんなマルは中学校入学後に野球を始めました。野球部に入部し、3年間試合に出ることはあまりありませんでしたが、ほとんど練習を休むことなく最後まで頑張ったことはとても立派です。
マルは幼い頃から小学校時代にかけては自分の気持ちをうまく言葉にできず、よく友だちとトラブルになっていました。しかし野球という集団スポーツを通してコミュニケーション力が向上。自分の気持ちを言葉にできるようになり、だんだん周囲の人とも上手に付き合えるようになっていきました。
そして中3のときに運命の出会いが。特別支援学校に見学に行ったとき、面談した先生に「野球をやりたい」気持ちを伝えると、「うちの学校にダンデライオンズという障害者野球チームの監督がいるから紹介するよ」と。早速体験練習に行ったマルは最初こそ人見知りをしていましたが、すぐにチームに溶けこみ、今はすっかりムードメーカーとして活躍してくれています。
毎月の活動予定表が配信されるとすぐに、「この日は◯時に起きて、◯時に家を出て、〇時のバスに乗る!」と決め、家族に報告。野球大好きマルは今、野球が楽しみでしかたありません。
家でも学校でも、掃除やお手伝いをすすんでしているマルは、野球でもいつもベンチの仕事を自主的にしてくれています。そしてどんなときも大きな声でチームを鼓舞するマルは今やチームに欠かせない存在になっています。
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