炎の男、巨に続く野球道

車椅子で野球を楽しむ。そんな光景は存在するのだろうか?私は考えたこともありませんでした。しかし障がい者野球には存在します。車椅子でもヒットが打てます。ピッチャーが出来ます。

土のグラウンドにおしゃれな車椅子でキャッチボールしている姿が印象的な選手、巨(かなた)の紹介です。先天性の疾患があり、体幹と下肢に麻痺があります。

中学時代は、麻痺がありながらも公立中学のバスケットボール部に所属。走ることは出来なかったものの顧問の先生の勧めで入部していました。もちろん体を動かすのは好きでした。麻痺のある体を上手に使いこなし、3ポイントシュートが大好きでした。炎の男みっちゃんと呼んでもらえるように頑張りました。

その後、高校に入ってから車椅子バスケを始めます。しかし成長とともに不随意運動が上手くコントロール出来ず断念することに。とにかくスポーツが好きで負けん気が強かった巨は非常に悔しく悩んでいました。

その頃、たまたまテレビで流れていた阪神戦。黒い土、緑の芝生、迫力のある応援、その中で繰り出される豪快なバッティング、俊敏な守備、目にも止まらない剛速球。魅了された。野球というスポーツに釘付けとなった。もちろん阪神ファンです!

現在の自立支援型の学校に通い始めたその頃…。

皆さんお待たせいたしました。熱男の登場です。

「野球をやらないか?」

もちろん答えは「野球がしたいです!」

(筆者の想像です…笑)

野球を楽しみあえる仲間も出来ました。

炎の男かっちゃんは今ここに誕生しているのかもしれません。


筆者:幻の背番号「0」

日本身体障害者野球野球連盟加盟 阪神ダンデライオンズ

ブンゾーさんのもとに集まった様々な個性豊かな人たち。野球をこよなく愛し、野球を人生のルーツとして歩んできた者。一度は野球というスポーツをあきらめた者。また野球が好きでたまらないが心身の理由から挑戦のチャンスが巡ってこなかった者など。様々な情熱が集まり兵庫県より全国へ野球の楽しさを広めようと「ダンデライオンズ」は結成。ダンデライオンズの野球を一度ぜひ御覧ください。ようこそダンデライオンズへ

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